婦人科
Gynecology

女性を守る医療

女性は年齢、周期に応じた体調の変化があり、様々な症状が出てくることがあります。
当院では月経不順、生理痛、ホルモン異常、不正出血、性感染症、子宮頸がん、子宮体がん、子宮内膜症、子宮筋腫など婦人科一般の病気に対して専門的に治療を行います。多くの女性が悩むおりもの(におい・かゆみ)の治療もしております。
心配なこと、不安に思うことがあればお気軽にご相談ください。
皆様が快適に日々を過ごせるよう、お手伝いをしたいと考えています。

【低用量ピル診療に関して】

 月経は性成熟期以降、閉経に至るまで周期的に見られる大事な生理的現象ですが、それに伴い女性の中には月経痛や貧血の原因となる過多月経、女性ホルモン変動の影響による体調不良(月経前症候群)などの不調が生じることがあります。(子宮内膜症などの病気がある方は重い月経痛が見られます)
 低用量ピルはそのような症状を緩和し、また女性ホルモンバランスの異常による月経不順の治療薬として用いられています。
 更に低用量の女性ホルモンの継続的内服は卵巣における排卵を抑える作用により、妊娠を望まれていない女性に対して安定した避妊効果を認め、効果的な避妊方法の一つとして認められています。このように低用量ピルは有用な薬剤ですが、血栓症をはじめとして、吐き気や頭痛などの副作用もあるため、予め内服される方の年齢や状態を確認し、その処方について検討が必要になります。
 また誤った内服をしていると、その効果がなくなったり、不正性器出血などのトラブルも生じるために内服される方には正しい内服方法の理解が必要です。
 スカイクリニックにおいてはこのような低用量ピル診療に関して、その適応に応じて、内服される方に正しい内服方法と副作用を説明、指導した上で処方しております。

【アフターピルについて】

  • 緊急避妊薬(アフターピル)とは

    避妊に失敗した時や性被害にあった時は、女性が産婦人科・婦人科を受診し、72時間(3日)以内に緊急避妊薬(通称アフターピル・緊急避妊ピル)を服用することで、高い確率で妊娠を防ぐことができるお薬です。

  • アフターピルの作用機序について

    アフターピルは、子宮内膜への着床防止や排卵を遅らせるなどの作用により妊娠の成立を防ぐと考えられています。そのため、アフターピル服用後には避妊効果は続きません。避妊の成功が確認できるまで、効果的な避妊法の使用もしくは性行為を避けることが勧められます。

  • 服用方法

    処方した「レボノルゲストレル(ノルレボのジェネリック薬)」を性行為から72時間以内に1錠(1.5mg)服用してください。アフターピルは早く内服した方が高い効果が認められます。

  • 服用方法

    処方した「レボノルゲストレル(ノルレボのジェネリック薬)」を性行為から72時間以内に1錠(1.5mg)服用してください。アフターピルは早く内服した方が高い効果が認められます。

  • 避妊効果

    妊娠阻止率は、およそ85%程度です。

  • 副作用

    悪心、下痢、不正性器出血、その他(乳房の張り、頭痛、めまい、疲労感)などの副作用が生じることがあります。もし内服後早期に嘔吐してしまった場合、薬の効果がなくなる可能性があるため、注意してください。

  • 注意事項

    アフターピルを内服することによって完全に妊娠を回避できるものではありません。次の月経が正常に来た場合、妊娠の可能性は低いですが、不正性器出血との区別が付きにくいため、アフターピル内服3週間後を目安に妊娠反応検査をお勧めします。

  • 費用(自費診療)

    レボノルゲストレル(ノルレボのジェネリック薬):1.5mg/1錠 5,000円(税込)1回に限る

料金について

●保険証をお持ちください

保険診療(3割負担)

内容 検査/治療項目 金額 備考
初診料 - 約850円
処方箋料 - 約200円
かゆみ・おりもの異常 細菌・真菌の検査 約1,100円
性病検査(クラミジア・淋菌) 1,500円
生理不順 ホルモン検査 2,400円~
子宮卵巣の超音波検査 1,600円
生理痛 子宮卵巣の超音波検査 1,600円
不正出血 子宮頸がん検査 1,100円
子宮体がん検査 2,100円
子宮卵巣の超音波検査 1,600円
ホルモン検査 2,400円~
性病検査(クラミジア・淋菌) 性病検査 1,500円
更年期 子宮頸がん検査 1,100円
子宮体がん検査 2,100円
子宮卵巣の超音波検査 1,600円
更年期用採血検査 3,500円~
ポリープ切除 ポリープ切除 6,700円
膀胱炎 尿検査 1,080円
IUS(子宮内システム) 挿入 11,000円
抜去 3,000円
入れ替え 11,000円
定期検診 2,000円

自費診療

内容 検査/治療項目 金額 備考
低用量ピル 初めての処方 1,650円 低用量ピルは低用量の女性ホルモンを内服することにより卵巣機能(排卵)を抑制し、月経をコントロールする薬剤です。
排卵を抑えるため避妊薬としても用いられます。
2回目以降1シート 2,200円
アフターピル レボノルゲストレル(国産) 9,900円 緊急避妊薬(レボノルゲストレル)は性交後、
望まない妊娠を回避するために避妊目的にて用いる薬剤です。
月経移動 1回 3,800円 予め中用量ピルを服用することにより、月経の時期を移動させることができます。薬の内服方法や副作用などに関していくつか注意を要します。
性病検査 クラミジア・淋病 4,000円 クラミジアや淋菌は性行為によって感染する性感染症の代表的な病原体です。症状が現れない場合もあり、膣分泌液からの検査(自費検査)で感染の有無を調べます。
クラミジア・淋病(のど) 4,000円 クラミジア感染症や淋病は性行為にて感染する代表的な性感染症です。
HIV 5,000円 HIVは輸血や性行為によって感染するウィルス感染症です。
HIVに感染すると自己の免疫力が低下するAIDS(後天性免疫不全症候群)を発症する可能性があります。血液検査(自費検査)にて感染の有無を調べます。
HBV 3,000円 HBVは輸血や性行為によって感染するウィルス感染症です。HBVは肝臓に炎症を引き起こしてB型肝炎を発症する危険性があります。
血液検査(自費検査)にて感染の有無を調べます。
HCV 3,000円 HCVは輸血や性行為によって感染するウィルス感染症です。
HCVは肝臓に炎症を引き起こしてC型肝炎を発症する危険性があります。血液検査(自費検査)にて感染の有無を調べます。
梅毒 3,000円 梅毒は梅毒トレポネーマという病原体によって引き起こされる感染症です。梅毒の感染の有無は血液検査(自費検査)にて調べます。
性病検査セット STD4種 15,000円 クラミジア淋病(子宮とのど)HIV・梅毒
STD6種 20,000円 クラミジア淋病(子宮とのど)HIV・梅毒・HBV・HCV
健診 子宮頸がん検診 5,000円 子宮膣部から細胞を摂取して、病理学的に診断します。
子宮体がん検診 6,000円 子宮内腔から細胞を摂取して、病理学的に診断します。
マーカー検査 2,000円 血液検査にて子宮頸がんや子宮体癌また卵巣がんの腫瘍マーカーを測定します。
子宮の超音波 4,000円 子宮、卵巣の病変の有無をチェックします。
生活習慣病検査 5,000円 貧血/コレステロール/糖尿病検査/肝腎機能
糖尿病検査 2,000円 血液検査(血糖値測定、HbA1C測定)をします。
甲状腺機能検査 2,000円 血液検査による甲状腺機能判定(TSH、FT3、FT4)です。
卵巣機能の検査 ホルモン検査 8,000円 女性ホルモン検査(FSH、エストラジオール)です。
AMH 7,000円 AMH(抗ミュラー管ホルモン)の測定は卵巣の予備能を推し量る検査の一つです。
健診セット ファーストステップチェック
(20代に必要な健診項目)
8,000円 子宮卵巣の超音波/子宮頚がん検査
クラミジア淋病検査
ファーストステップライト 6,000円 子宮卵巣の超音波/クラミジア淋病検査
ブライダルチェック
(妊娠前に必要な健診項目)
15,000円 子宮卵巣の超音波/風疹抗体価/子宮頸がん検査
クラミジア淋病検査/貧血/糖尿病検査/甲状腺機能検査
ブライダルライト 13,000円 子宮卵巣の超音波/風疹抗体価/クラミジア淋病検査
貧血/糖尿病検査/甲状腺機能検査
レディースチェック
(女性一般むけ健診項目)
7,000円 子宮卵巣の超音波/子宮頸がん検査 甲状腺機能検査
レディースライト 5,000円 子宮卵巣の超音波/甲状腺機能検査
妊娠時の検査 風疹抗体価 2,000円 風疹の抗体価を血液検査で測定します。